出会う確率の方程式
「恵美…」

抱きつき、体を密着させるメグの行動に、

勇気は何も言えなくなった。


メグの気持ちは、わかっていた。

だけど…。


「ごめん…」

それを肯定してしまえば、

今の自分を、

過去に来た理由を否定することになる。


勇気は目を瞑るとテレポートし、メグから離れた。



「勇気…」

メグはしばらく虚空を抱き締めた後、

少し距離をおいて浮かぶ勇気を睨んだ。
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