桃色ドクター
だって、瀬名先生のキス・・・・・・
すごく柔らかくて、優しくて・・・
でも情熱的で・・・・・・
とにかく、あんなキス・・・・・・
初めてだった。
「顔赤いけど、大丈夫?」
車の中で、瀬名先生はシートを少し倒した。
「・・・・・・あ、あ、あ、あ、あの!!!」
声が震えて、うまく話せない。
しかも音量調節もできないから、大きい声が出た。
「はははは!!どうしたんだ?」
「ちょ!!ちょっと!!何なんですか!!」
私は、その場でバタバタ手足を動かして、車が少し揺れるのを感じた。