幸せでした・・・
そしたらトラックがあたしにむかってつっこんできた。


ドカンッ


あたしは地面におもいっきり叩きつけられた。


ものすごい衝撃が体に走った。


アスファルトの温かさが体に沁みる。


痛いよ・・・。


痛いよ・・・。


死ぬの?あたし。


ヤダ・・・死にたくないよ・・・。


まだ死にたくない。


もっと生きたい。


口の中が血の味がする・・・。


体が熱い・・・。


目の前がくらくらする・・・。


恵里香・・・拓弥・・・圭介・・・会いたいよ・・・。


最後になってもいいか・・・会いたい・・・。


もしこれが最後になったら・・・ごめんね・・・。


拓弥・・・こんなこといったらキレるかなぁ。


圭介ばかにするよね。


恵里香・・・怒るよね・・・。


ごめんね・・・。


そこであたしの意識がなくなった。
< 47 / 116 >

この作品をシェア

pagetop