幸せでした・・・
また圭介に迷惑かけちゃうから。


「1人で十分だから・・・。大丈夫だよ!!」


「事故にあったりすんなよ!!気をつけろよ///」


「分かってるよ。子供じゃないんだから!」


あたしは歩き続けた・・・1人で・・・。


このとき圭介についてきてもらえばよかったなぁ・・・。


こんなことにならずに済んだのにね。


信号が青になって歩道を歩く。


するとむこうからものすごいスピードのトラックが見えてきた。


横の信号が赤なのに・・・トラックはスピードを落とさない・・・。


ヤバイ・・・。


まさか・・・ひかれる!?


怖いけど・・・足が動かない・・・。


動いてよ!!


動かないと死んじゃうよ!!!


じりじりと近づいてくる。


トラックの運転手はこっちに気付いてない・・・。


怖い・・・。


怖い・・・。


死にたくない!!!





「舞――――――――――――――――――!!!!」






圭介の声がした・・・。


気のせいかな・・・。


でもおかしいけど・・・安心したかな?
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