☆花咲く頃に.。.:*・°

説明の場所に戻ると、もう一人の医師も、癌、転移の言葉を連発していた。


要するに、オペ出来る場所である事が幸運だ。

っていう、勝手な感想。

父は

「年寄りだと進むの遅いとか聞きますが…」

医師は

『その方、それぞれですし、何とも申し上げられません。』

殺す気ですか?


医師も父も、半笑いの表情になっていた。


ポツリ…笑顔で、父が言う。


「俺の親父より、十年も長く生きたから、俺はもういい。」


【俺は、もういい】

おとーちゃん、ホント?


病室に戻り、少し話をして家に戻る。

姉は仕事場からの直行だったから自転車。私と母は、車。

結局どちらも、同時に着いた(笑)


夕飯を食べたか、食べないか、あまり感覚のないままに【これから】について、話した。


例えば、姉に携帯を持たせる事。

例えば母に、補聴器をつけてもらう事。

例えば親戚への報告。

これが一番の難関みたいだ。


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