天上のワルツが聴こえる
アンドロイドの声に、男の声は答えた。

「私は、フロレアル。Pプロジェクトを提唱したブレーンの1人だ」

「フロレアル大佐…」

少女は、その名に聞き覚えがあった。

さっき、この聖堂に来たとき、ピーチがフロルのことをそう呼んでいた。

妙に耳慣れない響きだったので、覚えていたのだ。

「では、あなたの意識は潜在したまま眠っていたのですね?」

「そうだ」

「教えてください。何故、マザーは、壁が解放されたにもかかわらず、この閉じられた世界を維持しようとするのですか?」
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