雫
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青黒い世界に黄金の輝きが、それを塗りかえる。
朝がやってきた。
朝の光の波は、早々とその世界を色鮮やかに作り替え、温かな熱をもってすべてを包みこもうとしている。
…僕は雫
僕は昨日の夜、夜露としてこの葉のうえに舞い降りた。
ふわり、風が僕の隣に座る。
「この世界はどうだ?若き雫よ。」
僕は満面の笑みで答えた。
「はい!この世界はとても美しいです!!」
命は巡りとどまることはない。
その美しさもなくなることはないのだろう。
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