さよならとその向こう側
午後2時を回っても、今日のカフェテリアは混雑していた。

忙しいのは皆同じ。


私は沢山の人の中から知っている顔を探す。


あ!敦がいた!!


「敦。一緒にいい?」

ちょうど席に着いたばかりだったらしい敦は、私を見て微笑む。

「珍しいな、綾んとこも今日は忙しいんだ?」

「失礼ね。うちだって暇じゃない日くらいあります!」

そう反論しながら敦と同じテーブルに着く。


敦のランチはチキンカツ定食。

「美味しそうじゃん。チキンカツ私大好き!!」

「けど、早く並ばないと、そろそろ無くなりそうだったよ?」

「うそ?並んでくる!」

慌ててトレイを持って列に並ぶ。



なんとかチキンカツ定食を手に入れた私は、テーブルで敦と話すかわいい女の子に気が付いた。


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