幼なじみ〜first love〜
しばらくして絢音は、眠りについた。




けれど、夢の中で何度もうなされていた。




額や首から流れる汗をタオルで拭きながら、俺は心の中で呟いていた。




なぁ…絢音……


俺はおまえのことがずっと…




ずっと好きだった。




5年前のあの日から




もう二度と…


絢音が泣かないように




絢音が傷つかないように




絢音を守りたかった




俺が絢音を笑顔にしたかった…――。
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