幼なじみ〜first love〜

人の気持ちは、変わる…。




どんなに愛してると囁いても



永遠を約束して


抱き締めあっても




時間が経てば




ただの口約束に過ぎない。




怖くなったの。




絢音たちを見ていたら。




あたしは純粋に


ケンとの未来を信じたかっただけだよ……―――。





「ケンの…バカ……」




あたしは、ベッドの上に飾ってあるケンとツーショット写真を見つめた。




「この頃はラブラブだったな…」




“ずっと一緒にいようね”




って約束したりして




笑顔の二人……

いまはもう……どこにもない





その後すぐに、ケンの携帯を鳴らしても、ケンは電話に出なかった。




謝りたかった。こんなこと言うつもりなかったのって。




でももう遅いの…?


あたしは酷いこと言ったんだ。




いつかこんなふうに

簡単に壊れてしまうなら




あたしはもう…恋なんてしたくない………
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