幼なじみ〜first love〜
「遊也っ?!頭痛いのっ?」




あたしはうずくまる遊也の顔を覗きこんで、背中をさすり続ける。




「ん…大丈夫や」




大丈夫と言いながら、遊也は眉間にしわを寄せ、顔がひきつっている。




「…遊也ここんとこ仕事忙しかったし…疲れてるんじゃない?」




「……大丈夫や、偏頭痛や。すぐ治る」




遊也がムリして笑っているのがわかった。




「…部屋に戻ろ?」




「ん…そやな」




あたしは遊也の手を引き、部屋まで帰っていった。
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