ベイビーベイビーベイビー
冴子はそんな真理江の負担にならぬ様、
――こっちの事は心配しないでOKよ!
それより大丈夫? 風邪?
ゆっくり休んでね ――
と、できるだけ短く明るいメールを返した。
それ以降、真理江からメールが入る事はなかった。
こうして冴子はこの日一日を、いつも以上に退屈に過ごした。
それはそれは長い一日であった。
そして夕方、行くはずだったお店にキャンセルの連絡すると、冴子は待ち兼ねた定時が来るを待って帰路についた。
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