ベイビーベイビーベイビー
またもや わっと泣き出した真理江の肩を、冴子は強く強く抱きしめた。
「大丈夫よ、大丈夫。
聞こう。誰かに聞こう。私が聞いてあげるから」
冴子の力強い言葉に、真理江の涙は更に溢れた。
そのため真理江は言葉を発する事もできず、ただただ子どものように頷くだけであった。
「祥吾さんの会社って、○○だったわよね?」
冴子は真理江の部屋にあったPCを立ち上げると、早速ネットで祥吾の会社のホームページを探し始めた。
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