ベイビーベイビーベイビー
 

 そして再会の時。

 妙子の家の前に車を止めると、すぐに妙子がその音を聞きつけて門から飛び出してきた。

「百合ちゃん、ご無沙汰だこと!」

「あぁ、妙子!本当にご無沙汰ねぇ!」

 双方が待ちきれなかったと言わんばかりに、お互いに駆け寄る。

 一瞬にして少女に戻った二人は、大声で笑い、抱き合った。


 そんな二人の声高な話し声が聞こえたのか、やがて麻美も表に出てきた。

「百合子おばさん!!」

 麻美を見るや、百合子の瞳は、より一層に輝いた。

「麻美ちゃん!おばさん、とうとう押しかけて来ちゃった!」

 麻美と百合子は互いの手を掴み、軽く跳ねるようにして、全身で喜びを表した。



.
< 52 / 475 >

この作品をシェア

pagetop