私がまだ、青い時
「あの人達、新しい友達?」


さっき健介と話してた友達を指差す。


「うん。紹介するよ」

と健介はその人達を呼ぶとすぐに来た。

「こっちが弘樹(ひろき)で」

右の人を指す。

「末永(すえなが)弘樹です!よろしく!


少し脱色した髪にダラッと着た制服で、かなり整った顔の人だった。

少し軽そうだな。

「そんでこっちが淳(じゅん)」

「よろしく。で、この2人は誰?」

黒ぶち眼鏡をかけた無造作ヘアの大人っぽい、美形の人で、

名札によると名字は“早瀬(はやせ)”らしい。

まさに未佑の好み。

「はじめまして、柚川未佑です♪」

未佑は早速淳君のもとに寄っていた。

「で、この可愛い彼女は?」

と弘樹君が聞いてきた。

「吹多愛です」

「愛ちゃんかぁ、よろしく!」

「よろしく♪」


「健の彼女?」

「ちっ違「違うし!」

きっぱりと否定した健介。

そんなに否定しなくても...
そこまで嫌なのかな?
私が彼女と間違られるのが...

「そっか!じゃぁメアド教えて?」

携帯を出す弘樹君。

少し健介にムカついた私は

「喜んで♪」

と笑顔で応えて交換した。

話ていると、新しい担任だろう人が入ってきた。


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