Forever~sidestory~

実佳里side

私の隣の席に着いた男の子。



「ねぇ!名前なんていうの?」




…こんなの嘘。

本当は知ってる…。






笠井司くん。






だって、私が一年生のときから



…片想いしてる人だから。







きっと司君は覚えてないだろうけど、


私は入学式のとき司くんに助けられた。







~~~~~~~~~~~~~~


「うそ~!?」



私は入学式の日に限って遅刻した…。



…入れない。



門は閉まっていて入れないようになっていた。




「ん?お前も遅刻~?」




後ろから声が聞こえて振り返ると、



一年生らしい男の子が立っていた。

< 4 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop