爆走ハラスメント〜ツンデレ生徒会と硬派な王子達
ディランと秀一の間に、火花が飛び散る。


いつの間にかディランの後ろに来ていた葉子が、ディランの腕を掴んだ。


「ディラン、ちょっと来て。」


葉子がディランを廊下まで引っ張って行った。ディランは おとなしくついて行く。


秀一は何か言いたそうにしていたが、黙って席に座った。


ガラガラガラ…ぴしゃ。


葉子は教室の扉を閉めると、真幸とディランを生徒会室に連れて行った。


「さ、入って。」


真幸、ディラン、和葉の順に生徒会室に入って行く。


『和葉!?』


真幸と葉子が同時に気付いた。


「来ちゃった。」


和葉はそう言うと、生徒会室のソファーにちょこんと座った。


3人も和葉に続きソファーに座った。


ディランはしっかり葉子の隣をキープしている。


「葉子ちゃん狭くないか?もっとこっちへ来たらいい。」


そして葉子の腰に手を回すと、グィと自らの方へ引き寄せた。


「何してんの!?」


葉子は腰にある手の小指を掴(ツカ)むと捻(ネジ)った。


ディランは痛みを感じて手を放し、子犬のようにシュンとした。


その間に葉子は座り直す。
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