Drop Piece



「……」

「……」


そしてメニュー選ぶとなると静かになる。

単純な奴だな…。



個室に入ったはずなんだけど。

「で、何?オーナー」

「気にすんな」

「気にすっから」


柱の影からこっちをずっと見てるちょび髭親父。


「端から見ると変態にしか見えねぇよ。おっさん」

「オーナーと呼べ。オーナーと」


こっちを見ながら、にやりとしたり、ほほぅと声をあげたり、顎に手を当て悩んでいたり。


かなりの変質者がそこにいる。


「…おっさんは奥で店のことでも一人で考えてろよ」

「考えなくても、十分に売れちゃってるもんねー」


う…うぜぇ…。


「よしっ!決めたっ!あたしAコースがいい…ってちょびさん!いつから居たの!?」


気付かないくらいメニューに集中とか…しかもちょびさんって…。

「光はAで壱はBでいいか?」

「Yeah!」

「Yeah!」


この突っ込みどころ満載の奴等どうにかしろよ。



「あ、壱」

「…いきなり戻んのかよ」


いちいち絡んでやってる俺の身になれ。



< 88 / 340 >

この作品をシェア

pagetop