Drop Piece
「……」
「……」
そしてメニュー選ぶとなると静かになる。
単純な奴だな…。
個室に入ったはずなんだけど。
「で、何?オーナー」
「気にすんな」
「気にすっから」
柱の影からこっちをずっと見てるちょび髭親父。
「端から見ると変態にしか見えねぇよ。おっさん」
「オーナーと呼べ。オーナーと」
こっちを見ながら、にやりとしたり、ほほぅと声をあげたり、顎に手を当て悩んでいたり。
かなりの変質者がそこにいる。
「…おっさんは奥で店のことでも一人で考えてろよ」
「考えなくても、十分に売れちゃってるもんねー」
う…うぜぇ…。
「よしっ!決めたっ!あたしAコースがいい…ってちょびさん!いつから居たの!?」
気付かないくらいメニューに集中とか…しかもちょびさんって…。
「光はAで壱はBでいいか?」
「Yeah!」
「Yeah!」
この突っ込みどころ満載の奴等どうにかしろよ。
「あ、壱」
「…いきなり戻んのかよ」
いちいち絡んでやってる俺の身になれ。