ウルフ
マグと呼ばれたロボットは、レイの持つマグナム通称【マグナムminor】と結合していく


『これ反動おっきいからヤだなんだよな…』

レイが呟く


『ぐぉあ~』


ゴーレムがまた突進攻撃を仕掛ける


『言ってる場合じゃないでしょ!?』


マグと呼ばれたロボットいや、今はマグナムが呟く


『確かに…』


レイは言うとトリガーを引き、両手でマグナムを押さえ身構える


『ぐぉ~~』


ゴーレムが近付く


『もう少し…』


ゴーレムがレイの目前まで近付く


《ドギャン》


爆音の様な破裂音と共に、衝撃波が辺りを震わせた


ゴーレムは下半身を残し吹き飛んでいた


『痛ぅ~』


手をブラブラさせながらレイが言う


《カチャ》


通称【マグナムminor】からマグと呼ばれたロボットが、結合を解いた


『あ~あ、小屋に穴あいちゃったね』


小屋には大人でも楽に通れる様な、穴がぽっかりと出来ていた


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