ウルフ
『この町からは出れないの?』


『はい…、必ず町の門で検査を受けないといけなくて、町の者だとわかると強制的に戻されるんです…』


『王は何を企んでるんだ…』


《ピィィィィィ!!!》


『えっ!?』


不意に鳴った音にレイは驚く


『はっ!いけない!』

『何!?』


マグが言う


『身なり検査です!いけない髭剃らなければ…』


そう言うと洗面台に走り出す


『身なり検査?』


『レイは髭生えてないから気楽だね…』


『マグ…、うるさい…』


《ドンドン!》


玄関を叩く音が鳴る


『おい!開けろ!』


『は…はい只今!』


《ガチャ》


外には如何にも検査官らしい男が立っていた

『よし!身なり検査を行う』


『はい宜しくお願いします』


『宜しくお願いします…』


レイも場の空気に身を任せた
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