ギャップ@彼氏

お勉強会ッ?!∑




――――――――


「で?
さっさと林クン攫ッといて結局どうだったの?」


月曜日の朝。

遊園地で林クンを連れ去って先に帰ったマナに机に手をついて呆れながら尋問中。



「だって…林クンなかなか手応えとかなくてさぁ~」


意外に難しいなぁ‥と手を口にあてて
"むむぅ"としながらマナが答えた。



「あんたねぇ…
恋愛そんなに上手くいくもんじゃないんだよ?
しかも林クンは典型的なシャイボーイなんだから告らせるのはムリでしょ」


「いや!!!マナから告ッたりなんかしたら今までの告ってない記録が破れるからソレゎありえないッ!!」


と 変に熱くなってガッツポーズまで作って燃えていた。




するとマナが "あッそうだ"と思い出したように手を叩いてから私に向かって



「ゆなッ!!レオ君とゎ
もうシたのッ?!!」


と 鼻息荒く私の手をガシッと握ってきたので
思わずムセかえってしまった。



「ッ!!? はぁッ?!何言ってんの?!!!」



と 顔を真っ赤にしながら大きな声で言ってしまったから周りから一気に注目された。



そんなに驚く事ないじゃん…と思いつつ、マナに向き直った。













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