※愛は送料無料♪〜Beautiful Love編〜

しかも“柴田さん”って言った?



あたしの名前言った?



たしかに言ったよね?



いま、たしかに“柴田さん”って…。



・・・・・・



やだ…



あたしの名前…覚えててくれたんだ。



どうしよう…嬉しい。



嬉しくて――…





「どっ…どうしたんですか!?」



あ…あれ?



なんか…



愛しい人の顔がぼやけるんですけど…





…って、もしかしてあたし泣いてるの!?



頬を伝う涙の感触に
慌ててアイメイクが崩れないように
指先でそっと拭う。



ひゃあ〜



「コ、コンタクトがずれちゃって…」



人差し指についた水滴を見て
とっさに言い訳する。



「な…んだ。びっくりした〜」



目の前の、まだうっすらぼやけた顔が
ほっとしたように笑う。





ああ…あたし。



この人の…



…蓮井サンの、
いろんなパターンの笑顔が
もっと見てみたいよ。






営業スマイルだけじゃなく…







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