※愛は送料無料♪〜Beautiful Love編〜
「すみません。おばあちゃんを待たせてまして」
電話を終えた蓮井サンが言う。
「おばあちゃん?」
「はい。息子さん夫婦から敬老の日のプレゼントが届くからって
とても心待ちにしてるようで…
朝からもう1時間置きぐらいに電話かかってきちゃうんですよ。まだかまだか、って」
蓮井サンが困ったように笑う。
「それは一刻も早く行ってあげなきゃいけないですね」
「ええ、でも順に回ってるんで
なかなかその地域を回る時間にならないとね…。でも1分1秒でも早く届けたいんで」
「そうですね。でも焦らないで落ち着いて運転していって下さい。蓮井サンの運転、ときどき荒っぽいときありますから」
「あはは…バレてましたか?
所長に叱られるんスよね。お前だけタイヤの磨耗が激しい!(`д´)って。
忙しいとついスピード出してしまって停まるとき急ブレーキ踏んじゃうんスよね」
以後気をつけます、と素直に軽く頭を下げて
蓮井サンは荷台の扉を勢いよく閉めた。
「それじゃあ…」
「あ、あの!」
運転席側に向かおうとしていた蓮井サンを
とっさに呼び止める。
「はい?」
蓮井サンはにこやかに振り返った。