冬物語




*****




「ん?さっき誰か廊下歩いてった。隣のクラスのやつか?」



「早くね?まだ6時じゃん。」



「二次会参加しないんじゃね?」








ガラ。



「おう、お前らまた来たのかよ。」


「俺らも二次会連れてけー。笑」


「何お前ら二次会の話聞いてたのかよ?」


「知らねーよ。 あ、そう言えばさっき帰ったやついたよな?二次会行かないやつ?」


「あぁ一人もう帰ったな。」


「誰が帰ったんだよ。」




「お前ら覚えてるかなー?あいつ。中学んとき一回もしゃべらなかったやつ。」



「あぁ。あの黙り姫。」


「黙り姫?」


「あれ?レイ知らなかったっけ?」


「誰だよそいつ。」



「お前小学校一緒なんだろ?前田が言ってた気するけど。」



「前田?あぁ、麻里か。」




「あいつの名前、お前知ってた?」



「あいつって?」



「その、黙り姫。」



「あぁ、そういや知らねーな。」



「俺も今日知った。」



「は?クラスメートだろ?」



「ってかさっきから誰の話してんだよ。」




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