冬物語


――――
そんなこんなで・・

「頑張ろな、キミ!」

ユイとあたしは、サッカー部のマネージャーに入部をした。


まだあたしは、レイとの繋がりを見つけようとしているのだろうか・・

レイのずっとやっいたサッカーを、あたしは羽田さんみたいに・・マネージャーという形でハルたちを支えてあげられるだろうか・・



「じゃあ、自己紹介から始めるか。まずは先輩から自己紹介して、その後新入生な。」


顧問の藤沢先生の言葉で、その後先輩の人たちが自己紹介をしていった。


キャプテンの遠野和哉(トオノ カズヤ)先輩から始まり、次々と紹介が終わっていく。





「じゃあ今度は新入生が自己紹介してくれ。」

藤沢先生の言葉で、新入生がどんどんと自己紹介をしていった。


「この中では・・春休みから練習来とったんは、ハルとソウだけか?」


え、春休みから?!

あたしが目を見開いたのをユイは見て、笑いながら「そうやに。言ってなかったっけ?」と言っていた。
やっぱり二人はサッカー上手なんだ。


そして、マネージャー希望のあたしとユイの自己紹介。



「萩原惟子です。ずっとサッカー部のマネージャーをしてたんで一応要領はわかってます。よろしくお願いします。」



隣にいたユイは、さすがという感じで自己紹介をした。



「次の子は、矢野綺魅です。この子は声が出ないんで、あたしが変わりに紹介します。」



そのとき、少しざわめきがあった。



「マネージャーは初めてみたいですけど、2人で一生懸命頑張るので、よろしくお願いします。」




ユイのその言葉に、拍手が起こって、

「今年はやっとマネージャーが入ってくれて男ばっかのむさくるしいのから解放されたで安心やわ。それに今年は人数も増えてめっちゃ嬉しい。頑張ろな。」



と、キャプテンの遠野先輩が言ってくれたおかげで、空気が和やかになった。




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