悪魔の館へようこそ



「羅夢。」


「海斗。」


テレビを見ていると、
海斗が後ろから
ギュッとする。


「髪濡れてる。
ドライヤーしてあげる。
座って。」


ドライヤーを手に取り、
海斗の後ろに行く。


「優しいとこもあるのに
なんで意地悪するかな。」


「なんでだろうね。」


そう言うなら
早く気付いてよ。


「海斗、あたしのシャンプー
使ったでしょ。」


「バレた?
宗ちゃんに借りるの
忘れた。」


「今度からは
見返りもらうからね。」


「うん。
いくらでも払ってあげる。」


シャツの胸元を
パタパタ言わせて。

身体で払うってことか。


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