空の少女と海の少年


試着したワンピースの他にも
色々買って店を出て
俺の服も買ったりして
ブラブラしてたら夕方になった


奈々と一緒にいると
1日が凄い短い気がするのは
楽しいからだよな〜


「もう夕方……早いわね。」


奈々の言葉に足を止めると思わず笑った


「俺もそれ思った。やっぱ相思相愛?」

「バカっ!偶然よっ!」


スピードを速くして前を歩く奈々を
からかいながら学園に帰ろうとした

その時遠くから悲鳴が聞こえた
そして禍々しい魔物の気配


「せっかくのデートなのに……。」

「バカなこと言ってないで早く行くわよ!」


俺達は悲鳴のした方に向かって走った


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