空の少女と海の少年
2人が唖然としていると
競技の説明が放送された
「玉をカゴに多く入れた方が勝ちです。カゴに入れば何しても大丈夫です。では……始めっ!」
パンッ!
音が響くと両組は能力やジュエルを使って
玉をカゴに入れていくが
玉はカゴから脱出して逃げ出していく
入れても逃げ、入れても逃げの
繰り返しで玉は全然カゴに収まらない
「くそっ!また逃げたぜ!」
「キリないじゃん!」
赤組のカゴからまたひとつ
玉が逃げ出そうとした瞬間
鞭に叩かれてカゴに収まった
「「「………。」」」
生徒や玉の視線の先には
真っ白い鞭を持った由紀が立っていた
「……玉は出させないから、早く入れて。」
「「「はっはい!」」」
生徒達は速攻で玉を入れ
玉はカゴの中でブルブルと震えている
春と陸は玉を不憫に思った
「……由紀様光臨したね。」
「……ああ。玉入れの勝利は決まったな。」
競技終了の笛が鳴り響き
玉入れは赤組の勝利で終わった
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