空の少女と海の少年


「……奈央。服がビショビショなのですが。」

「みっ水も滴るいい男って言うじゃん!?じゃあねっ!」


黒い笑顔の優に奈央は
身の危険を感じると
速攻で応援席に走り去って行った

優は溜め息をついて
濡れた服のまま応援席に戻った


「──はあ〜。優超怖かったし〜。」

「「あれは怒るよ〜。」」


奈央はソファーに寝転がりながら
林檎をかじっていた

その横では玲と蘭が
奈央の為に一生懸命
林檎を剥いている

奈々と海斗はプログラム表を
見ながら話していた


「当分は暇だな。」

「じゃあお昼にする?お弁当作ってきたから春達と一緒に食べま「「「ちょっと待ったああ!」」」


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