空の少女と海の少年


絵本を投げ入れた後
溶岩を見つめると
文字が浮かんできた


《春は天才だわ!さすがだわ!さすが私の姫だわーっ!次が最後よっ頑張ってねっ!》

「……なんかサラみたいだね〜。」

「「「気づくの遅いわっ!」」」


奈々と海斗と復活した陸の
3人同時のツッコミに
春は目をぱちくりさせた


息ぴったりだあ〜


ってそこかいっ!


「──で¨雪の妖精¨はこれだろ。」


海斗が鞄から雪月花を出すと3人は頷いた

雪月花を噴火口に落とすと
溶岩は虹色に輝き始めた

次第に光は小さな球体になり
宙に浮くと、そのまま
春の手のひらにポトリと落ちた


「なんか……暖かい。」

「綺麗ね……。」

「あの石ころが宝か?」

「らしいな。」

『これが¨太陽の涙¨です。私も初めて見ました。』


虹色の石を見つめる
4人に混じってユラが言うと
へー。と感心した


……ん?


そしてユラを見た


「「「「いつの間に!?」」」」

『第一試練:知恵の試練は見事合格です。途中、アクシデントがありましたがね。……皆様お疲れでしょう?部屋までお送ります。』


質問に答えずにユラが微笑むと
春達の足元に大きな魔法陣が広がり
金色に光った瞬間
4人の姿は山頂から消えた


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