空の少女と海の少年


目を開けると魔神様の顔が目の前にあった

本当に僕と一緒に寝てくれたんだ……

なんだか嬉しくて
ぎゅっと魔神様に抱きついた
暖かくて落ち着く……

思わず僕は

「おとーさん。」

って言ってしまった


『……今の、もう一度言え。』

「うわっ!おはようございます!」


びっくりしてベッドから降りると
いつから起きてたのか
ニヤニヤ笑う魔神様は
今まで僕が寝てた場所を
ポンポンと叩いている


『こっち来て、もう一度言え。』

「……おとーさん。」

『……嬉しいな。父親とは幸せなものだな。』


魔神様は僕の頭を撫でながら
穏やかに微笑んだ
僕も嬉しくて笑顔になった


『蓮は何を食べたい。何でも用意させるぞ。』

「んー…くろわっさんに、こーんすーぷ。あとふるーつ。」

『……それだけか?』

「いつもそうだよ。」

『バランスが悪い。そんな食事では体によくないぞ。野菜や魚を食せ。』

「やさいいや。さかないや。」


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