空の少女と海の少年


魔神様に魔界のことを
色々と教えてもらった

魔神様は三人兄弟の末っ子で
リールって堕天使に仕えてたけど
そいつが封印されたから
今は暇なんだって


魔神様は能力の事も教えてくれたし
特訓もしてくれたから
僕はどんどん強くなった


魔物達も僕が人間なのに
仲良くしてくれたけど
一部の特級魔物は僕のことを
良く思わなかったみたいだった

魔神様が仕事で出掛けてる時
僕は庭のブランコで遊んでた


『──蓮来いよ。俺達が遊んでやるぜ。』

「ほんと?ありがとー!」

『ほらこっちだ。』


特級の悪魔についてった部屋は
魔界では珍しい真っ白な部屋だった
部屋には悪魔がもう3匹いて
僕のことをニヤニヤと見ていた


「……あ…ぼく、やっぱりかえる。」

『待てよ。お前人間のくせに何調子のってんの?魔神様に媚びてんじゃねーよ!』

『俺達最近、人間の子供食ってないんだよ。』

『別にお前がいなくなっても魔神様は困らねーしな。』

「……まじんさまは、ぼくのおとーさんだ!」


僕が叫ぶと悪魔達は顔を見合わせて笑った


『馬鹿かお前。お前は人間で魔神様は魔物の頂点に立つ御方だ。』

「でも……まじんさまはおとーさんになってくれるって……。」

『嘘に決まってんだろ。ほら、食わせろよ。』


悪魔が僕の手を掴んで口に運んだ時
僕はもう食われる思った


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