空の少女と海の少年
「やっぱ海斗は海なんだね〜…。」
「春は空が飛べて、海斗は水の中で呼吸できるのね。」
「水の中で呼吸つうか……地上にいる時と変わらない感じ。」
「あー分かるかもー。春も空飛んでても違和感ないもん。」
¨空と海の力は未知数¨
学園に来たばかりの時に
おじいさんが言ってた気がする
まだまだ自分達の力が
何なのか分からない
だからこそ試練を合格して
早く覚醒しなくては
時間はない……
「いたあっ!」
「こら。」
春が考えていると
海斗にでこぴんされた
おでこを押さえながら
涙目で見上げる春に
海斗は溜め息をついた
「何か難しいこと考えてたんだろ。1人で抱え込むなつってんだろ。本当にダメなところが良く似た兄妹だ。」
「「………。」」
似た者兄妹は顔を見合わせると
黙り込んで浜辺の方へ泳いでいく
荷物を起きたかったので
海斗達も浜辺へ向かった
泳いでる途中で
奈々は陸と話していた
「そういえば何で海に来たの?」
「知らねー。朝起こされたら着替えろって蓮に言われてさ。したら奈々達が来たんだよ。」
「そうなの。じゃあ……海斗に悩み事かしら?」
「あいつ悩み事ある時だけ早起きなんだよなー。まじウケるし!分かりやすすぎ!」
「ふふっ。何だか楽しいわ。」
海斗の悩み事なんて
久しぶりだから
どんなのなんだろうか
なんだかんだで
海斗も1人で抱え込む奴
奈々と陸は前を泳ぐ3人の
後ろ姿を見て溜め息をついた
「「似た者兄妹とその彼氏。」」
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