空の少女と海の少年


「──春ちゃん奈々ちゃん合格〜っ!お疲れさま〜。」

「……ほ…ほんと疲れた……。」

「もう……動けないわ。」


海斗と陸と蓮が着いた時にはもう
2人は蘭のトレーニングを合格し
疲れ果てて芝生の地面に
横たわっていた


「おい……。」

「嘘でしょー…。」

「まじかよ……。」


3人は唖然として
その場に膝をついた


春と奈々に先を越されたから?
そんなのはもうどうでもいい
問題は……


「春が……」
「楠木が……」
「春ちゃんが……」

「「「なんであんなに疲れているんだ!」」」


そう。問題はそこ

今までのキツいトレーニングを
1番で合格してきた上に
疲れた様子はなく
むしろ楽しんでいた春

その春は今
芝生の上に倒れこんで
疲れきって肩で息をしている


「……どんなトレーニングだ?」

「きっと地獄だね……。」

「また地獄が……。」


想像しただけで
鳥肌が立った3人の後ろから
クスクスと笑い声が聞こえた

振り向くと立っていたのは
既にトレーニングが終わり
暇になった由紀達4人だった


「容赦ないですね。」

「蘭は半端なことが大嫌いだからねー。」

「春と奈々はよく耐えたね。」

「うちだったら絶対無理〜。」


4人の会話を聞いて
海斗と陸と蓮は帰りたくなった


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