空の少女と海の少年


そのまま動かないカノンに
2人は近付いていく


空と海を護る¨神¨
魔王を護る¨魔神¨

住んでいる世界や護る者は違うが
主を護る為には命を懸ける

それは、同じ


サラとウタが春達を護るように
カノンもリールを護る為に死んだ


『それが我々神の使命だからな。』

『そうだね。じゃあ僕達も城に向かおう。』


カノンの目を閉じさせて
2人はカノンに背を向け
城に向かって歩きだした

本当なら風を使って一瞬で行きたいが
これからの戦いを考えると
力を無駄使いする訳にはいかない

短時間で終わったように見えた戦いだが
集中し緊迫した中での戦いは
だいぶ力を消費したようだ

サラの方は傷も酷かった


しかし、自分の体の心配よりも
2人の心の中は焦りが占めていた


春や王達は無事だろうか。


城の方に意識がいっていた2人は
カノンの目がゆっくりと
開いたことに気づかなかった


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