スタッカート
そのとき、ドアが開いてヒナが顔を覗かせた。
「東子!!」
沈んだ顔が、私を見た途端ぱっと明るくなって、小走りで私に駆け寄ってくる。
涙目になって何度も謝ってきた。
「ごめんね、ごめん…私が無理矢理連れてきたから」
私は少し笑ってヒナの頭をポンポンと叩いた。
「ううん。私は大丈夫。心配しないで?」
そう言ってからゆっくり立ち上がり、勇太さんと恵さんに頭を下げる。
「ライブ中なのに、こんなことになってしまってすみませんでした。ありがとうございました」
その言葉に、勇太さんも恵さんも困ったように笑った。
「いやいや、俺らは本当に何もしてねえんだ。礼ならトキに言ってくれ。」
私は曖昧に返事をして、もう一度お礼を言ってからヒナの手をとって控え室を出た。
私は怖かった。
ここにいると彼に会ってしまう。
心がざわつく。
逃げるようにエレベーターに乗り込み、ほっと息をついた。
「東子!!」
沈んだ顔が、私を見た途端ぱっと明るくなって、小走りで私に駆け寄ってくる。
涙目になって何度も謝ってきた。
「ごめんね、ごめん…私が無理矢理連れてきたから」
私は少し笑ってヒナの頭をポンポンと叩いた。
「ううん。私は大丈夫。心配しないで?」
そう言ってからゆっくり立ち上がり、勇太さんと恵さんに頭を下げる。
「ライブ中なのに、こんなことになってしまってすみませんでした。ありがとうございました」
その言葉に、勇太さんも恵さんも困ったように笑った。
「いやいや、俺らは本当に何もしてねえんだ。礼ならトキに言ってくれ。」
私は曖昧に返事をして、もう一度お礼を言ってからヒナの手をとって控え室を出た。
私は怖かった。
ここにいると彼に会ってしまう。
心がざわつく。
逃げるようにエレベーターに乗り込み、ほっと息をついた。