クローバー
いや、彼女をここまでになる前に来てあげられなかった自分に腹が立つ。
奥歯を噛み締めるセイに、コトハが小さく笑った。
「それじゃ、貴女が裏切り者になってしまう」
「構わない。コトハが生きていれば、私に怖いものなど何も無い」
「ありがとう…セイ」
「しっかりしろ!コトハ!」
目を閉じる彼女に、セイは必死に声を上げた。彼女だけは失いたくない。彼女との時間をもっと過ごしたい。
奥歯を噛み締めるセイに、コトハが小さく笑った。
「それじゃ、貴女が裏切り者になってしまう」
「構わない。コトハが生きていれば、私に怖いものなど何も無い」
「ありがとう…セイ」
「しっかりしろ!コトハ!」
目を閉じる彼女に、セイは必死に声を上げた。彼女だけは失いたくない。彼女との時間をもっと過ごしたい。