つま先立ちの恋
あ、シロ先生だ。


グラウンドには陸上部員たちが集まって、シロ先生を囲んでいた。何だか楽しそう。いいなぁ。

シロ先生は糸みたいに目を細めて笑っていた。それから大きな口。見ているだけで私も笑ってしまうくらい。だってほら、シロ先生の関西弁が聞こえてきそうだもん。


私もそこに入りたくなった。てゆーか、シロ先生に会いたくなった。


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