つま先立ちの恋
「えっ…てか、灯歌ちゃん止まってぇー!」

「どこまで走る気?!」

「ちょっ、もしかして三塁目指してる?!」

「わーっ、バカ! 何やってんだ!」

「三塁だっ、三塁に投げろ早くっ!」

「調子に………乗んなよ!」

「戻れ孫! 今ならまだ間に合う!」

「早くっ!」



追いかけてくる言葉も全部何もかも振りきって、私は三塁に滑り込んだ。


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