つま先立ちの恋
すると、ヒカルちゃんは突然何かに気付いたように私の手を振り払った。そのまま私に背を向けて縮こまる。なんで?

「…ヒカルちゃん?」

「合わせる顔がないよね~、ヒカルちゃん」

「…は?」

振り返ると、四人の女たちは並んでこっちを見下ろしていた。私が膝をついてるんだからしょうがないけど、だからって見下ろされる理由なんてない。こんなヤツらに。

「あんたら、こんなことして恥ずかしくないわけ?」

私は立ち上がる。

「こんなバカがやるような真似して、本当にバカじゃないの?!」

怒りが爆発して声が裏返った。だけど、そんな私とは対照的に冷めた目をしてその女たちは言った。

「ウッザ、、、」

「ほんと、マジでウザイ。イイコちゃんもここまでくるとね」

「あんたのそういう所、マジでウザイ」


ウザイウザイウザイ、、、、、

それはこっちのセリフだ!

そっちこそウザイウザイってそればっかり、ウザイってーの!!


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