つま先立ちの恋
「…………だけど、」
私が顔をくしゃくしゃにして今にも泣きそうになっていると、ふと、明人さんが言葉を続けた。そのまま考え込むように手のひらに肘をのせて指を顎の先に添える。その格好で私をじぃっと見つめてくる。
………えっと、そんなに見られると顔が赤くなっちゃうんですけど。
とか思いつつ、緊張してまばたきもできない私。どうよ、これ。もしかして私、フーの持つ遺伝子みたいなのに弱いのかな?
しばらく黙り込んでいたと思ったら、ふっと明人さんは顎に添えていた指をそのままこめかみに移動させ、
「そうだね。会わせてあげられるかもしれない」
「「本当ですかっ?!」」
異口同音したのは間違いなく私と葵ちゃんで、こういう時大人しく見守っていてくれるのはパペちゃん。だけど絶対、
『言ってみるもんだなぁ~』
と、ワンテンポ遅れて突っ込む。
「クリスマス当日の予定は大丈夫?」
「空いてます、空いてます!24時間空いてます!」
私はコンビニか(笑)
「門限は?」
「心配いらないです。私、親には信用してもらってますから」
葵ちゃんの家に泊めてもらうってことにしよう。
「じゃあ、夕方。またここで待ち合わせしよう」
「ここって…ここですか?」
この街路樹でいいですか?
私の元気な返事に明人さんが苦笑する。
「うん。ここで。ただ、もしかしたら俺は来られないかもしれないから、小林さんって言う若い男性に君のことを話しておくよ。冬彦サンの車の色違いの車で来るからすぐにわかると思う」
おお…いわゆる柏木さんみたいな人のことだな。そっか、この人にもそういう人がいるんだ。
私がコクコクと頷く姿も優しく笑いながら、明人さんは思い出したように時計を見た。
「それじゃあ、俺はこれで。」
私が顔をくしゃくしゃにして今にも泣きそうになっていると、ふと、明人さんが言葉を続けた。そのまま考え込むように手のひらに肘をのせて指を顎の先に添える。その格好で私をじぃっと見つめてくる。
………えっと、そんなに見られると顔が赤くなっちゃうんですけど。
とか思いつつ、緊張してまばたきもできない私。どうよ、これ。もしかして私、フーの持つ遺伝子みたいなのに弱いのかな?
しばらく黙り込んでいたと思ったら、ふっと明人さんは顎に添えていた指をそのままこめかみに移動させ、
「そうだね。会わせてあげられるかもしれない」
「「本当ですかっ?!」」
異口同音したのは間違いなく私と葵ちゃんで、こういう時大人しく見守っていてくれるのはパペちゃん。だけど絶対、
『言ってみるもんだなぁ~』
と、ワンテンポ遅れて突っ込む。
「クリスマス当日の予定は大丈夫?」
「空いてます、空いてます!24時間空いてます!」
私はコンビニか(笑)
「門限は?」
「心配いらないです。私、親には信用してもらってますから」
葵ちゃんの家に泊めてもらうってことにしよう。
「じゃあ、夕方。またここで待ち合わせしよう」
「ここって…ここですか?」
この街路樹でいいですか?
私の元気な返事に明人さんが苦笑する。
「うん。ここで。ただ、もしかしたら俺は来られないかもしれないから、小林さんって言う若い男性に君のことを話しておくよ。冬彦サンの車の色違いの車で来るからすぐにわかると思う」
おお…いわゆる柏木さんみたいな人のことだな。そっか、この人にもそういう人がいるんだ。
私がコクコクと頷く姿も優しく笑いながら、明人さんは思い出したように時計を見た。
「それじゃあ、俺はこれで。」