~天使はふたたび舞い降りる~
「若いんだから、
あたって砕けろ、奈楠!!」


「その人が気づいてくれるの
待ってるの。
きっといつか・・・
気がついてくれる・・・・
その時は、きっと彼も私を好きに
なってくれるって
信じてるんだ。」


奈楠の顔が
悲しく見えた。


「そっか、いろんな恋の形あるよな。
いいんだ、いいんだ、
奈楠の思うように
待ってろ・・・・・
うん、きっとおまえのこと
好きになってくれるさ。」


「起きてると
醜態さらすから寝るかな」

俺はソファーを立った。

フラフラ~~~~

後ろから
奈楠が支えてくれた。


「サンキュー奈楠~~~」


奈楠の手に力がこもった。
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