~天使はふたたび舞い降りる~
目の前で
ふてくされたように
鉛筆を持ってる少女が


  あの 奈楠・・・・



俺は驚いていた。
偶然なのか

運命なのか


もう妹に会う事はないと
思っていた。


歩来の弟と
奈楠を重ね合わせていた




「おとうさんとは一緒に
暮らしてないの。」


俺は現実に戻った。


「違う家族といるから
こんな電話したら
きっとおこるだろうな・・・・」


哀しそうにそうつぶやいた。
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