他人ごと
第1章
「他人にはわからない。」

一人の男がいました。
彼の名前は人志。
彼は都内に通う、なんにも特徴もない大学生です。
取り入れて頭が良いわけでもなく、至って普通の男です。
まあここまでは小説ぽく書いたけど、全然小説なんか書く気ないから。
はっきり言ってどこにでもいるに、ニイチヤン。
まあ格別にモテモテだった時期なんてありゃしない。
でも一つだけ、良いことは人が良いこと。 まあ東京のゴミゴミした所で、育ったことがないからだ。
まだ田舎で育った純粋さが残っているからだ。
そんな奴にも彼女ができた。それも大学4年になった春に。
まあ彼は嬉しくてしようがないみたい。 まあ他人ごとだけど、羨ましいと少しは思った。
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