東京エトランゼ~通りすがりの恋物語~
あのオンナ、自分の言うとおりにしなかったら、あたしの恥ずかしい画像をネット上にバラまくなんて言ってたけど、ホントにもうやっちゃったのかな…?

今頃はもうネットでみんなに、あたしの恥ずかしいところを見られまくってるのかな…?


…だとしても、もう、どーでもいいよ。

どーせ午前0時に死んじゃうんだし……。


ビィーン、ビィーン…


まだしつこくバイブが続いている。

「貸せ。クリスが出ないんなら俺が出る」

突然、あたしのスカートのポケットに手を伸ばす彼。

「やめてよっ」

「相手はお前と話がしたいんだ。だから何度も何度もかけてるんじゃねぇか。お前が話したくねぇんなら、俺が代わりに話を聞いといてやるよ」

なおもケータイを取ろうとする彼。


ビィーン、ビィーン…


「余計なことしないで。放っといたら、そのうち切れるよ」

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