【短篇】特別な呼び名
ある日…

昼休みに教室でボーとしてると、一人の同級生がからかうように話し掛けてきた。

こいつは、少し前から、よく突っ掛かってくる。

「おい、福山」

「…何」

「お前、いつも気取ってるよな。見ててムカつくんだけど」

「…」

「はっ?無視?あっ、違うか。怖くて言い返してこれないんだ?」

いつもの事だけど、こういう奴は相手にしないに限る。

でも…



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