日直当番
「ちょっと割り込みでしょ!?てか他の自販機開いてんじゃん」


「飲み物くらいでいつまでも悩んでいる神崎さんの方こそ邪魔です。それにこのレモンティーはこの自販機にしかありませんから」


そう言うと進藤くんはその場から立ち去って行った。


自販機に視線を移すとレモンティーのボタンには「売切」という赤い文字が浮かんでいた。


私は自動的にミルクティーを買うことになった。


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