日直当番
窓の外には野球部たちの姿が見える。



進藤くんはそれらを遮るように右手でカーテンを少し閉めた。



「何…する気?」



「知りたいですか?」



進藤くんは壁に左手をつき、窓枠に右手を置いた。



とうとう私は完全に行き場を失った。



進藤くんは私の目を見たまま逸らさない。



耐えきれなくなってきつく目をつむった。









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