日直当番
少しの間があって、ゆっくりと進藤くんの顔が近づいてくるのを感じがした。



進藤くんの息遣いが間近で聞こえる。



私の呼吸はどんどん速くなる。



光はだんだんと遮られていく。



まだ触れてもいないのに進藤くんの体温を肌が感じた。



進藤くん、もしかして……――――――




「キスされると思いました?」




ビクンッ




耳もとで囁く進藤くんの声で私の心臓は限界を突破した。










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