日直当番
少しの間そのタオルをじっと見つめた。
「いいよ別に」
「遠慮しないでください。本当に風邪を引いてしまいますよ。あ、未使用なのできれいです」
そういう問題じゃないんだよ。
「だからいいって。大丈夫だから」
私<進藤くん
になってしまう……。
私は進藤くんに背を向けて外の景色を見つめた。
ガラスに映る黙って私の後ろ姿を見ている進藤くんの姿が見えた。
進藤くんはしばらくそうしていたかと思うと、突然手に持っていたタオルで私の頭をワシわしと拭き始めた。
「いいよ別に」
「遠慮しないでください。本当に風邪を引いてしまいますよ。あ、未使用なのできれいです」
そういう問題じゃないんだよ。
「だからいいって。大丈夫だから」
私<進藤くん
になってしまう……。
私は進藤くんに背を向けて外の景色を見つめた。
ガラスに映る黙って私の後ろ姿を見ている進藤くんの姿が見えた。
進藤くんはしばらくそうしていたかと思うと、突然手に持っていたタオルで私の頭をワシわしと拭き始めた。